井山 敬介

井山 敬介
【PROFILE】
Keisuke Iyama
1978年 北海道生まれ
幼少の頃から地元・富良野の雪に戯れて育つ。アルペンレーサーとして早くから頭角を現わし、札幌第一高校時代にはナショナルチームに所属、ワールドカップに出場するなど、数々の実績を残す。
2000年から技術選に参戦。
毎年着実に順位を上げ、2007年はみごとに初優勝、そして2008年には連覇を飾る。

全日本ナショナルデモンストレーター、ばんけいスキー学校所属

井山敬介 公式 WEB
井山敬介 公式 BLOG

エスケーワン

「SK1( エスケーワン)」ってご存知ですか?

「 冬の生活・文化をスノースポーツから活性化させる」、「スノースポーツ界を活性化するために、スキーヤーができることをする」というふたつの活動理念を掲げ、スノースポーツ界を活性化させるための事業やイベントの企画・運営・補助をしていくプロジェクトだ。

現在はわたくし井山敬介と、世界を舞台に活躍するアルペンスキー日本代表の佐々木明、エベレスト登頂に成功し世界中の山々を駆け巡る冒険スキーヤーの児玉毅、ナショナルデモンストレーターとして春夏秋冬全国各地で活躍する石水克友と、DVD『BUILD』の製作、HIPHOPアーティスト、FM北海道でラジオDJとして活躍するDAIGO(伊藤大悟)、そして「北海道スノースポーツミーティング」のメンバーが中心となって、プロスキーヤーから一般スキーヤーまで、さまざまな人たちと協力して活動している。

ちなみに名称の由来は、「SKI」の“I”を数字の“1”に見立て、1番楽しく、みんなでひとつになって盛り上がるイベントを行なっていきたいという思いから、このような名称となった。

スキー業界活性化についてどうしていくか? 雪山を盛り上げるためにはどうしたら良いんだろうか? という話はここ最近あちこちで聞こえてくる。現に僕が住む北海道のスキー場では、バブル経済期の影響などによりスキー場が増加となった平成5〜6年シーズンの142カ所をピークに、平成19年度シーズンには106カ所に減少。それから追い打ちをかけるように減っていき、現在までに約40カ所のスキー場が閉鎖などに追い込まれ、その減少数は全国でもっとも多くなっているのだ。

反面、ここ数年は海外から多くのスキーヤーやスノーボーダーたちが“北海道の雪”を求めて訪れている。遠い海外からやって来るほど価値のある冬、雪山、雪があるのだ。実際今年の夏にニュージーラ ンドへ滑りに行ったときにも、リフトの上でニュージーランド人のスキーヤーに「北海道には“シャンパンパウダー”があるんだろう? 行きたいよ!」と話しかけられるくらい、良い意味で北海道の雪がブランド化しているのも事実だ。

世界的に見ても、北海道のみならず日本全国の雪山の雪質は本当にすばらしいと思う。ハイシーズンのパウダースノー、春のコーンスノー、最高の遊び場であり、すばらしい雪山がすぐそばにあるのに、どうしてスキー業界は厳しくなっているのかと思ってしまう。

バブル経済期の時代と今現在を比べること自体がそもそも間違いなのかもしれない。逆に今の時代のほうがある意味良い時代なのかもしれないなと思ってしまうのは僕だけだろうか。厳しいと言われるこの時代だからこそ生まれるアイディアもある。何が良くて、何がダメなのか? それを決めるのは自分次第だと僕は思う。

スキーヤーとしてもSK1(エスケーワン)としても、すばらしい雪山をたくさんの人たちと共有したいと強く思っている。たくさんの人たちが雪山に脚を運んでもらうために何かできないだろうか、スキーヤーの皆さんが本気で「スキーをやっていて良かった」と思ってもらえるようなイベントや大会ができないだろうか、と微力ながらにいつも考えている。まだ始まって一年も経っていないが、日々本当にたくさんの人たちに協力してもらいながらイベントや大会の開催している。

そのひとつ、先日行なわれた「スキーヤーズパーティー・エスケーワン祭り in 札幌」には、たくさんのスキーヤーの人たちが来てくれた。協賛企業の皆さんにご協力いただき、『BUILD3』の上映会、豪 華景品が当たるゲームや抽選会、ゲストスキーヤーによるトークショーやBIGアーティスト(?)によるシークレットLIVEなど、冬へ向けて楽しく盛り上がることができた。

みんなの口から聞こえる早く滑りたい!! という声を聞けたときは本当にうれしかったしワクワクした。僕も早く雪山に行きたい気持ちが強くなった。

まだまだ始まったばかりのSK1(エスケーワン)だが、これからもたくさんの人たちに喜んでもらえるようにもっともっと努力し続けていきたい。

まわりからは「エスケーワンって何なの?」、「エスケーワンっておもしろそうだね!」、「そんなことやって本当に業界活性化になるの?」、「こういう活動って本当に良いよね!」と早くも声が聞こえてきて、ありがたいことにいろいろなところで噂になっている。

そんな僕らの“SK1(エスケーワン)・プロジェクト”は、たくさんの人たちに協力してもらいながら、ゆっくりではあるがまっすぐに、しっかりと動き始めている。




● 記事提供=月刊スキージャーナル

井山敬介「神様がくれた雪山に感謝!」vol.23 SK1
SKI journal 2011年11月号掲載
スキーヤーのためのスキー総合情報サイト 「スキーチャンネル」

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