ツイッター発 今日の北海道ゲレンデ情報

KEI-SKI
KEI-SKI 2011-2012 MODEL
KEI-SKI
GS R27
強いグリップ力と高い回転性能を重視したサイドカーブに変更。ターン始動時から操作がしやすく、高次元の直進性が融合し確実なスピードアップへ導く。
FIS 規定対応モデル。

188cm (103-68-88)
185cm (102-68-87)

¥118,000
(税込み・レースプレート付き)
KEI-SKI 2011-2012 MODEL
KEI-SKI
SLR
昨季の大幅なモデルチェンジから、今季は”SMART KEI TIP”の採用によってさらにバランスが向上。谷回りでは回転力を感じながらも、フォールライン通過後は必要以上に回りすぎない新感覚のSLスキーです。

165cm (113-64-104)
160cm (111-64-102)
155cm (110-64-101)
150cm(110-64-98)

¥108,000
(税込み・レースプレート付き)
KEI-SKI 2011-2012 MODEL
KEI-SKI
AR 18
数年間に渡るスペックの改良によって、シリーズ最高傑作のモデルが誕生。低速での操作性と高速での安定感を高い次元で融合用途範囲が非常に広いオールラウンドスキーです。

174cm (105-66-92)
169cm (103-66-91)
164cm (101-66-90)

¥105,000
(税込み・EPプレート付き)
CYCHO 2011-2012 MODEL
KEI-SKI
狩太183
183cm(125-93-114) R25m

¥98,000(税込み)
CYCHO 2011-2012 MODEL
KEI-SKI
AT
175cm(116-78-104) R18m
165cm(114-78-102) R18m

¥94,500(税込み)

KEI-SKI スキー工場見学レポート

北海道札幌市篠路。
この閑静な市街地の中に溶け込んだ、一見何の変哲もない白い壁の建物。
この建物の中で唯一無二、完全受注生産のスキー板が作られていようとは、一般スキーヤーには知る由も無い…。

と、今回は日本を代表するオーダースキーメーカー「KEI-SKI」工場見学の様子をレポート!
スキーを永く続けている方でも、その生産工程については知る機会が無く、既成品を見て購入するのが一般的なのが「スキー板」という商品。
世界中には数多くのスキーメーカーが存在し量産体制を採っている中、卓越した技術を持つ職人さん達によって生み出される「KEI-SKI」のオールハンドメイドスキーが出来るまでの工程を分かりやすくお伝えします!

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

工場の外観です。
この中で、とことん雪上性能を追求したスキー板が作られています。

中へ入ると様々な工程で使う機械が並び、これからスキー板となる「素材」が目に飛び込んできます。
早速、見学スタート!

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

まずは、スキー板の芯材について。
「スキー板」と言っても、最近のスキー板は表面がコーティングされており、板が折れない限りその構造を見ることは滅多にありません。
そのため、本当に木材が使われているのか?
と、思っているスキーヤーもいるほど。
しかし、ご安心ください。
核となる芯材は、滑走に必要な剛性などを考慮して作られた木材が成しています。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

コンピューター制御の専用の機械により誤差±0.05mm以内の精度で加工された木材のフォルムは、既にスキー板の形状。
トップとテールは薄く、サイドカーブもこの段階で切り出されます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

ご紹介が遅くなりましたが、白いシャツを着たダンディーな男性が小森工場長。
世界のスキーに精通するスペシャリストです。温厚でわかりやすい説明をしてくださいました。

お次は、スキーの表面シートの製造工程へ。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

見学の際は、「KEI-SKI」のパウダー&バックカントリーモデル【CYCHO 狩太】のシートが出来上がるところでした。
スキー板のデザインは「KEI-SKI」の皆さんで考え、作られており、シンプルですが日本人の心を捉えた愛着の沸くデザインが生み出されています。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

完全受注生産ならではの凄さはデザインにも。
なんと、左右の板のカラーもそれぞれ指定することも可能です!
左右非対称の、まさに世界に1台しかない自分の為に作られたスキー板を履いて、ニセコの極上パウダースノーを滑る!
想像するだけでワクワクしてきませんか?

さて、いよいよスキーの組み上げ工程へ進みます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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【GS】【SL】などモデル毎に切り出され、成形された滑走面。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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何層も素材を重ね仕上がっていくスキー板。
ここから一気に、いつも目にしているスキー板の形へと姿を変えていきます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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「モールド」と呼ばれるモデル毎に作られた金属のスキーの型に、丁寧に接着材を使いながら一枚一枚手作業で、芯材などの素材を重ね合わせていきます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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ギザギザとした長い2本の金属部品…。何だと思いますか?

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

何と、いつもお世話になっている「エッジ」です!
改めてスキー板の構造について、感嘆の思いに浸った瞬間でした。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

さらに工程は続き、グラス・ラバー・表面シートを重ねていきます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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ここまで来て、ようやく出来上がりの形に近づいてきます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

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見ている方も息を止めてしまいそうな、細心の注意を払いながらサンドイッチ工法と呼ばれる数々の工程を経た後、モールドの中に重ねられたスキーに蓋をし、さあ次の工程へ。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

スキー板生産工程で最も重厚で印象的な「プレス機」が登場!

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

約30分間、この機械によって強い圧力と熱を加えてモールドに入ったスキー板を一気に接着させていきます。

しばらく待って、機械から出てきたのがこちら。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

モールドから外された一枚板の「生まれたて」のホッカホカのスキー板。
外される瞬間は、ドキドキワクワク…どこか感動的な工程です!

保護シートを外して耳とりをしたら、仕上げに向けた研磨の工程へと進みます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

専用の機械でスキーのサイドウォールを削ってエッジを迫り出させると、その形状は素人目には完成品そのものですが、ここから私たちは職人さんの驚愕の技術を目の当たりにすることになります。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

熟練の感覚を頼りにストーンマシンで滑走面とエッジをチューンナップしていきます。火花が散るこの工程は、スキーが出来るまでのハイライトシーンです!

滑走面にはクロスストラクチャー加工が施され、最後も職人さんの手仕上げで一本のスキー板が仕上がります!

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

こうして様々な工程をクリアして出来上がる「KEI-SKI」のスキー板。
手作業のため、1日に作ることが出来るスキーは5本程度。
スキー板テール側のデザインには「Sapporo Made」の文字が入り、国産スキーのプライドが刻まれます。

KEI-SKI スキー工場見学レポート

KEI-SKI スキー工場見学レポート

■見学を終えて・・・

スキー板を購入する際のポイントは?との問いに、今まで皆さんは何と答えてきましたか?
おそらく、用途・滑走スタイルに応じた形状やデザインなど「出来上がり」を基にした回答が多かったのではないでしょうか。もちろん決して間違ってはおらず、むしろ正しい答えだと思います。
ただ、今回の「KEI-SKI」工場を見学することで、もう一つスキー板の価値を評価する基準を私たちは感じることとなりました。
それはスキー板を作ることに対する「思い」です。

『誰よりも速く滑るために。』
『雪上で思い通りにシュプールを描くために。』
『楽しくスキーをするために。』

どれも永くスキーを続けるには大切な要素ですが、その必要性はスキーヤーそれぞれに異なります。
職人さんが手作業でスキーを作っていく様子を見学させていただく中で「KEI-SKI」は、この千差万別の要求に出来るだけ応えていきたいという「思い」が感じられるスキー作りを行っていると肌で感じました。
故に、完全受注生産ながら全国にも多くのファンが存在しているのも頷ける事実。

スキー人口が減っている近年ですが、「KEI-SKI」のような流行に左右されない信念を持った供給を続けるメーカーが存在することで、多くの人たちがスキーの素晴らしさ、楽しさを再認識する機会が増えることを願っています。

KEI-SKI 工場見学レポート
取材日:2011年10月24日(月)
KEI-SKI

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